こんにちは!
今回は非行に走る子どもたちを30年以上も支えている中本忠子さん(通称:ばっちゃん)についての記事です。
中本忠子さんがこの活動を行うに至った経緯や活動内容をご紹介します。
また、中本忠子さんの活動場所や活動資金、集まる仲間たちなどについてもチェックしていきたいと思います。
「広島のマザーテレサ」こと中本忠子さんの活動、思考、仲間を見ていきたいと思います。
是非ご覧ください!
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中本忠子さんの簡単なプロフィール
画像引用元:http://www.jprime.jp/articles/-/6737
まずは、中本忠子さんの簡単なプロフィールをご紹介します。
名前は中本忠子(なかもとちかこ)さんです。
1934年生まれで年齢は現在84歳です。
21歳で結婚し、3人の息子さんがいます。
しかし、3男を出産直後に夫を心筋梗塞で失います。
それから、3人の子どもを女手一つで育て上げてきました。
1980年に中学校のPTA役員になった際、非行生徒を親の代わりに迎えにいっていました。
非行生徒への接し方がうまかった中本さんは、警察官の推薦で保護司として活動することになりました。
そこで出会った少年たちを支えるうちに現在の活動に至りました。
83歳で今も現役で子どもたちに食事をふるまい、支え続けています。
その活動が評価され、平成27年度の「社会貢献支援者表彰」に選ばれました。
本当に凄いです!そして83歳には見えません!若すぎます!
やはり子どもたちを支えなくてはいけない、という気持ちが活動の原動力なのでしょうね。
子どもたちに元気を与え、そして子どもたちから元気をもらっているのでしょう。
中本忠子さんの活動内容
中本忠子さんの活動内容は、非行に走る子どもたちに食事をふるまうことです。
また、子どもたちの会話相手や相談相手をしてあげることで、心のケアや教養を身につけさせています。
1日にサポートする子どもの数は3人~10人ほどです。
サポートする子どもの年齢は9歳くらいから22歳くらいまでです。
この活動を始めて30年以上。これまでに200人以上の子どもたちを更生させることに成功しています。
さすが、「広島のマザーテレサ」と呼ばれるだけあります!
この素晴らしい活動は少しづつ広がり、過去にテレビでも取り上げられたりもしています。
ばっちゃんの本出てるんですね!
是非のぞいてみてください♪
中本忠子さんの活動場所
中本忠子さんの活動場所は、広島市営基町の高層アパートです。
中本さんはこの高層アパートで一人で生活しています。
すなわち、自宅でこの活動をしています。
夕方くらいから子どもたちが次々に中本さんのご飯を食べに来ます。
「ばっちゃん~!お腹すいた~!」
子どもたちはご飯をお腹一杯食べて上機嫌。なかなか家に帰らないといいます。
そりゃ、自分の家よりも居心地いいと感じてしまうのもわかりますよね!
自宅で活動しているため、近所からのクレームが来る可能性があると悟った中本さんは、草むしりや町内会など近所のイベントには積極的に参加しているといいます。
ご近所への配慮も忘れず素晴らしいですよね!
中本忠子さんの活動のきっかけ
~非行に走る子どもたちに手料理をふるまいサポートする~
中本忠子さんがこの活動をするに至った経緯は、保護司をして一人の男子中学生をサポートしていた時でした。
(保護司とは、保護観察処分になった少年などの更生をサポートする仕事です。)
その時に、空腹から非行に走る子どもが非常に多いことを知ります。
親が薬物依存症、虐待をする、逮捕され刑務所入りになるなどで十分に食事ができない子どもたちが非常に多いのです。
家庭の事情で子どもがご飯を食べることが出来ないということを知ります。
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その事実を知ってから、空腹の子どもたちに毎日自らの手料理をふるまうようになりました。
お腹いっぱいになった子どもたちは少しづつ更生に向かっていきました。
中本さんには、家庭環境に恵まれていない子どもたちを助けたいという思いが強くあります。
それがこの活動を始めたきっかけでした。
中本忠子さんの信念や教訓
「人間の優しさは見返りを求めたらいけない。見返りを求めるのは優しさじゃない」
この言葉は、中本さんの父親から何度も何度も言い聞かされた言葉でした。
その信念は、いまも生き続けています。
「人は食べんことには悪いほうへ向かってしまう」
これは、中本さんが活動の中で気づいた点です。
中本さんがこれまでの人生で学んだことが信念になっているんですね!
中本忠子さんの活動資金は?
毎日子どもたちに食事を与え続けている中本さんですが、一体活動資金はどこからきているのでしょうか。
この活動資金は、すべて中本さんの貯金から使われています。
中本さんは「自分は欲しいものがない」「旅行もいかない」とし、お金は全て子どもたちの食費へと変わっていったといいます。
ご飯は9合炊きの釜で3回炊き、足りないときにはソーメン、うどんをつくるそうです。
食費もばかになりません!
しかし、「自分は料理をすることが好き」
子どもの笑顔を見るために自己資金をはたいてこの活動を30年以上も続けているのです。
これは、なかなかできることではないですよね!
素晴らしい活動だと思います。
中本忠子さんの考えに共感し集まる仲間たち
中本さんは、2003年頃から広島市の公民館で食事会を開催するようになりました。
中本さんの活動に共感した人たちがボランティアで集まり、毎月2日食事会を行い交流を深めています。
2015年には、地域の住民を引き合わせるNPO法人「食べて語ろう会」を設立しました。
高齢になった中本さんの活動を引き継ぐ目的で設立されました。
この集まりには、この活動に賛同する仲間や少年達と同じような経験を持つ大人たちが参加しています。
活動の輪は確実に広まっています。
まとめ
今回は、ばっちゃんこと中本忠子さんの活動について見てきました。
いかがだったでしょうか?
管理人はこんな素晴らしい活動を30年以上も続けている方がいるとは全く知りませんでした。
中本忠子さんの活動には、人と人とのつながりを作ることの暖かさや大切さを再認識させてくれます。
今後も非行少年の活動を生涯現役でサポートしていくことでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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